◆大会の様子
当日は台風も迫り、天気予報は午前中80%、午後50%。
朝6:30にスタッフ集合し、雨の降りしきる中で空を見上げながら開催の是非を検討。
7:30時点で各社にアナウンスする予定であったものの、雨足は強い・・・。
「もうこれは開催は無理ですよ。」
「いやもう少し待ってみましょう。」
何とか晴れて欲しい。雨さえあがれば、コートはハードコートのため何とか開催は可能ではないかと一縷の望みを抱き、天に祈る・・・。
参加者の皆様には当初の予定から一時間後れの8:30まで待って頂く事ととし、電話対応。午前8時の時点で、やる気満々の遠方からのコーチ候補者も既に3名到着。
8:10時点で最終判断。
雨足弱まらず。
「仕方がない、中止としましょう。」
涙を飲んで、参加者へアナウンス。
そこで、大阪から来られたスクールご担当者(イーストタウンテニススクール)より、お電話が。
「せっかく関東まで来たので関東のスタッフとお話だけでもできませんか?」
「もちろんOKです。しかしそれならば既に来ている候補者もおりますので、彼らと面接だけでもいかがですか?」
と提案。実技は出来なくとも、コーチ候補者達には福音となるかもしれない。
さらに、その時点からお電話を頂いたスクール、ノアインドアステージ・阪急大井テニススクール両社も同条件でご了解頂き、遅れて参加。コーチ候補者も参加予定8名中5名が面接だけの前提で来場。その他の参加予定スクール・候補者は連絡するも今回は見送るとのこと。
9時。面接だけの予定で集まってみると、なんと天候が回復!!
雨がやみ、薄曇りから光が射し、地面も乾いてきたため、当初の予定(8:30)から1時間45分遅れで、急遽実技も伴って開催することを決定!!
人数は少ないながらも、集まったメンバーのみで、10:15に開会式を挙行。
しかし、開会するなりまた雨が降り、慌ててクラブハウスへ避難。このような天候状況で、結局最後まで振ったり止んだりをずっと繰り返す状況。
途中、一番雨足が強くなった際にはクラブハウスにてコーチ候補者とスクールの「集団面接」を実施し、13時の閉会式まで何とか行なうことができた。

開会式の様子
◆ 実施内容
【テニス実技】
<基本ストローク>
※スタッフが球出しをし(軽くボールを打ち出し)、対する候補者がそれを打つ形式
フォアハンド、バックハンド、フォア&バックを交互に実施。
その後、8球を打つ権利を与え、いわゆるスタンダードな打ち方でも良いし、自分の打ち方で色々なショットがあるならそれ打っても良い事としてクロス・ストレート自由にショット。
<ボレー>
※スタッフより球出しを行い、候補者が打つ形式
フォアハンド、バックハンド、フォア&バックを交互に。
その後、8球を打つ権利を与えて、クロス・ストレート自由にボレー。
<スマッシュ>
※スタッフより球出しを行い、候補者が打つ形式
一人6球打つ権利を与えて、クロス・ストレート自分で打ち分け。
<サーブ>
フラットサーブの後、回転系サーブをそれぞれ実施。
<候補者同士の対面プレー>
ボレー&ボレー、ボレー&ストローク、ストロークの対面ラリー
<球出し>
コート中央から左右に振り分けて球出し。
対ボレー用として、コートサイドから、斜めに向かって球出し。

実技試験の様子
【集団面接】
◆ 候補者へ一人ずつ、コーチをなぜ志望するかとその意気込みについて30秒〜1分程度で自己PR。
⇒「自分の小さな息子がテニスに燃え出したので、今までプロとしてやっていた別の競技を捨て、親父自らコーチになってやろうと転職を決意しました。」
⇒「今のスクールではフロントをしつつ、ジュニアを教えていますがよりよい条件で働けるところがあればと思い応募しました」
⇒「専門学校でテニスを学んでいますが、来春からの就職先としてスクールを探しています。今日この場でチャンスを頂けたらと思い参加しました」
等のそれぞれの主張がなされた。
◆ しごたまスタッフより、候補者全員への質問として
「テニスのレッスンで気をつけなければいけないこと」
「テニスコーチに必要な要素とは何だとおもうか」
を一人ずつ回答。
⇒ 「安全面に関してはまず気をつけないといけない」「お客様とのコミュニケーション」等の回答あり。やはりまだコーチ経験の無い方ばかりのた
め、まだまだと言わざるを得ない回答が多い。
◆ スクールより質疑応答。
「自分の一番の特徴は何だと思うか。端的に。特にテニス以外のことでは?」
⇒「笑顔です」「探究心です」「情熱です。熱い男とよく言われます。」
等の回答あり。
(その他)
「働くとしたら、いつから働けますか?」
「うちだと最初はアルバイトのような形になりますが、それでもいいですか?」
等のより具体的な質問もなされた。

集団面接の様子
【大会参加者からの感想・コメント】
(コーチ候補者)
・ 緊張もあり、普段の半分ぐらいしか表現出来なかったです
・ これからもテニスコーチの道を諦めず、技術を磨いてまた機会がありましたら、是非参加させていただきたいです。
・ スクールの方々、応募者の方々とお話ができて、大変貴重な時間を過ごさせていただきました。心から感謝申し上げます!
(スクール)
・
本当にある意味「初の試み」「革命」そのものであると思います。まずこういう会を開催されたことについて敬意を表します。実施時には応援させていただきま
すので、関西での開催を強く希望いたします。今回参加された皆様のように「テニスはできる、コーチ経験がない、又は浅い、知り合いもいないし方法もわから
ない、こういういいシステムがあったんだ、コーチになれるかもしれない、という方々には本当に良いシステムだと思います。
但し、コーチを実際にしていて中堅でずっと頑張っているけど今の会社では浮かばれない、資格もJPTAのP2(又は準ずる)を持っており自信はあるが転職
したい、知り合いに頼むと結局しがらみがあって無理、というような方がまだ少ないので、こういう方にもっと仕事のたまごを利用してほしいと思います。
・
テニス以外の特技やアピールポイント(職歴やOA技術、語学力、資格等)はあるのかなどもあるといいと思います。また参加者側からも具体的な待遇面での希
望(給与等)の提示もあってもいいかと思います。
・
逆にスカウトする側として参加する我々も参加者に概要や方針等を説明できる資料も用意しなければとも思います。なお、実技ではないのですが、もし可能なら
ば知識や理論面などの深さも測れるといいかと思います。(コーチがコートのサイズも知らないようでは…と言うことです。)
・ もう少し実技時間が短くてもいいです。本人はその日の調子が・・・とか、このショットは上手くいった!とか思うかもしれませんが、我々スクール側から
すると、一つのプレーを数秒見たら大体のことは分かるので。

【終わりに】
Webにおける情報閲
覧のみならず、リアルにそれも一同に集めて候補者を見てみたいというスクールの要望から、全く始めての試みとして企画したこの会でしたが、接近する台風の
影響で雨に見舞われ、一次は中止とせざるを得ないかと思われました。しかし双方の強いニーズおよび天候の回復より、参加人数は少ないながらも日本初の機会
としてこの会を開催できたことは、テニス界へのまず一つの実績、そして今後の成功への足がけとなったのではないかと思っております。
テニススクールの参加は今回3社のみでしたが、当初の予定では9社
の参加希望を頂いており、また事前にも多数のスクールから問い合わせを頂いておりました。本大会がテニススクール界で大変注目されていることは間違いあり
ません。なお今回の候補者においては、参加したメンバーの内、複数名が面接の機会を得て、紹介成立へと進む可能性が出ております。(添付資料、スクールの
採用意向調査シートより)
手前味噌ではありますが、今回の催しは、日本テニス界に対し、「プロ選手として生きる」以外の「レッスンプロとして生きる」道を今までになかったルートから提供し、間違いなく多くのテニス愛好家に多くの希望・未来・可能性を拓いたと確信しています。
今後もぜひ2006年度内にもう一度、そして来年もこのような大会を開催し、それぞれの皆さんのチャンスを広げていきたいと考えています。次回、より多くのコーチ候補者およびスクールの皆様のご参加があることを心よりお待ち申し上げます。
(大会企画)NTT西日本−関西
仕事のたまご担当;小牟田啓行
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